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2006年5月28日 (日)

『河岸忘日抄』

一度しか会ったことはないけれど、本選びの趣味がかなりよい友人に

紹介してもらった、堀江敏幸『河岸忘日抄』を読む。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4104471038/250-3240413-7825869?v=glance&n=465392

パリのセーヌ河と思しき河岸の停泊する船に暮らすことになった

主人公の男性の、ほぼ何も起こらないに等しい日々の様子を

綴った物語。

コーヒーを入れて、前に住んでいた住人の置いていったレコードを

聞いたり、古い本を読んだり、クレープを焼いたりしながら、

断片的に浮かび上がってくる様々な問題に対して自問自答する、、

という話。

これがかなりツボ。このこまごまとした生活の様子や、古い映画や

小説、昔聞いたちょっとしたエピソードが浮かんでは消えていく様子が

なんとも心地いい。

読んだら必ず、岸辺に停泊する船のデッキで煙草を吸いながら、

小説を読んで休暇を過ごしてみたくなる小説。

あぁ、でもこういうの、売れないんだろうなきっと。勿体無い。

静かで穏やかで久しぶりに心が落ち着く読書。

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2006年5月27日 (土)

渋谷系、再び

5月2日にageHaで野宮真貴さんのライブを見てから、ピチカートファイブを

引っ張り出して聞いている。

曲もいいけど、何が良いってこの歌詞の軽薄さとバブリーさ。

やっぱり素敵。この「見た目が全て」感が溢れてる潔さが好きだ。

今から10年くらい前に渋谷系ブームの時、思いっきり

そのブームにはまった私。

ピチカートやカヒミ、フリッパーズ、ブリッジetcその界隈を

聞きまくってたなぁ。

リッチでゴージャス、貧乏臭さや生活感ゼロの虚構の世界は、

田舎の女子高生には憧れで。パーティーとか夜遊び、

ショッピング三昧・・・そういう世界にうっとりしてた。

何かのインタビューで、「女の子にお勧めする本は?」という質問に、

小西さんが「女の子は本なんて読まなくていい。おしゃれをして

着飾っていればいい」みたいなことを答えていたのがかなり印象的。

本読みまくりな自分はちょっとショックを受けたのと、

ものすごい納得!だった。小西さんの書く女の子はそうだもんな。

おしゃれでゴージャスで身勝手でわがままなキレイな女の子。

リッチな彼氏が何人もいて、夜遊び大好きお買い物大好き!

みたいな女の子。うん、頭でっかちな女よりそういう女の子に

なりたかったもの、できるものなら。

ま、現実にはそうはいかないわけですが。

今聞くピチカートファイブはやっぱり素敵。クールです。

田島さんボーカル時代の「指きり」とか「sex machine」も

クールでかっこいい。

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